top of page

フレーズを弾けるようにならない原因と、それらの解決方法

アマチュアのミュージシャンの人たちにありがちな、フレーズをなかなか弾けるようにならない原因と、それらの解決方法を考えていってみたいと思います。



原因1:フレーズの譜割り(リズム)をしっかりと把握できていない。



解決方法:小節のそれぞれ一拍の位置で境界線をひいたり、音符を数値に置き換えるなどして、細分化してみましょう。



リズムに関していうと、特に日本人は世界的にみても「裏拍に弱い傾向がある民族」だと言われています。



私自身日本で音楽講師としてレッスンを教えていて、生徒さんたちの演奏をみていると、やはり裏拍のカウントでつまづいてしまう人が圧倒的に多い傾向にみえます。



裏拍でつまづいてしまうという人は、音楽を聞く時に表拍だけでなく、裏拍にも意識を向けてみるようにすると良いでしょう。



あえてリズムの細かい曲を選んで聞いてみたり、裏拍だけあてたストロークの練習をしてみるのも効果的です。



ある程度経験を積んだミュージシャン達は、ほぼデフォルトで16ビートでカウントを取っています。


(黒人ミュージシャンの中には、32ビートでカウントをとってる人もいるという説も…^^;)



リズムをとる時に16ビートでカウントする癖をつけておくと、殆どのフレーズは16ビートの内におさまるので、フレーズの仕組みを理解できるようになってきます。



原因2:メトロノームに合わせて、スローテンポで練習していない。



解決方法:アマチュアの人達がやってしまうミスとして、フレーズをコピーする時にいきなり原曲のテンポか、またはそれに近いテンポで弾こうとしてしまうというのがあります。



まずは40〜50bpmぐらいのテンポにメトロノームを設定して、弾く練習をするようにしてください(これは多くのプロの人達がやっている練習法です)。

弾けたら、メトロノームのテンポを徐々に上げていってみましょう。



どんなフレーズも例えゆっくりなテンポだったとしても、正確に弾くことができれば、そこからテンポを上げていくのは、さほど困難な作業ではないのです。



原因3:運指が追いつかない。



解決方法:アマチュア・ミュージシャンの人たちによく言われるのが「運指がなかなか思うようについていかない」というのがあります。



普段の練習のメニューにスケール(音階)練習を取り入れていきましょう。



逆に言えば、普段から運指のトレーニングをしていないと、いつまで経っても指先の力がついてこなかったり、指を自由自在に動かせるようにはならないかもしれません。



スケール練習も様々なものがありますが、全指を使うクロマチックの練習が最も効果的だと思います。



運指の練習は長時間やる必要はなく、短時間でもいいので、日頃の練習に取り入れていきたいところです。



是非実践してみてください。

注目記事
後でもう一度お試しください
記事が公開されると、ここに表示されます。
最新記事
アーカイブ
タグで検索
フォロー
  • Facebook Basic Square
  • Twitter Basic Square
  • Google+ Basic Square
bottom of page