U-FRET初心者向けコード変換の良し悪し
U-FRETのようなプログラムで、初心者向けにコードを変換して表示させると、4つ5つのシンプルなコードのアレンジに変わり、確かにそれらのコードを覚えるだけで比較的簡単に曲が弾けてしまいます。
画期的なサービスだと思いますが、私はこれは釣りでいうところのサビキ釣りみたいなものだと思います。
釣りの初心者でもサビキやれば、ほぼ百発百中で小魚が大漁に釣れるのと同じような感じだと思います。
(釣りのことよくわからない人、ごめんなさい。あくまでも例です。)
U-FRETのコード変換アプリケーションのすごいところは、あれはAIが認識しているのかどうかはわからないですが、無理やりに構成音がもとのコードに近くて、初心者でも比較的押さえやすいコードに自動修正しているんですよね。
本当に初心者のうちは、ああいったサービスを使って練習するのもいいと思います。わりとすんなりと弾けるアレンジになるので、実際に弾けているという実感が湧いたほうが練習も楽しいと思うからです。
ただ、あのてのアプリケーションのデメリットは、楽曲の本来のアレンジで使われている和声(コード)とは違う簡略化されたコードが使われているので、たまに主旋律(メロディー)の動きとマッチしていなかったりという問題もあります。
それも、音楽に関して全くの初心者の段階だと、メロディーとコードの音がぶつかっていて、不協和音が生じていることにすら気づかないかもしれないので、何はともあれ楽しければいいのかもしれません。
ただ、冒頭でも述べたように、結果だけを早く求めたい人にとってはそれでもいいかもしれませんが、
音楽もより幅広いコードだったり、リズムだったりを表現していこうと思ったら、やっぱりある程度は専門的な技術や知識を身につけていく必要があるかなと思います。
釣りでもサビキ釣りだけを楽しみたい人は、わざわざ釣りのプロのところまでレクチャーを受けにはいかないと思います。仮に受けたとしても、サビキ釣りなら1、2回ほど経験者から手ほどきを受ければできてしまいますもんね。
もっと大きな大物の魚とか、釣りたい魚のターゲットや目標が絞られている時は、プロのアングラーにレクチャーを求めにいくこともあるかもしれませんね。
ギターやウクレレなどの楽器には、本当に様々な奏法があり、コードやリズムにも沢山種類があります。
独学だと、壁にぶちあたってしまったときに乗り越えることが難しいことが多々あるかと思います。
長期的な趣味やレジャーをもちたい人は、専門家にアドバイスを受けにいくことにも、色々とメリットがあると思います。